今季で就任8年目を迎える湘南ベルマーレの曹貴裁監督(50)は試合後、最後まで走りきって勝利をつかんだ選手たちをたたえた。

新加入のMF武富が後半に2得点を挙げ、コンサドーレ札幌に2-0で勝利。ホームのサポーターに勝利を届けた。曹貴裁監督(50)は「去年の(チームの)特徴を生かしながら、開幕にしてはいいゲームができた。選手はよく頑張ったと思います」と振り返った。

この日は2シャドーの位置に新加入の武富とMF中川を入れた。2人はともに13、14年に湘南に在籍して曹貴裁監督(50)の指導を経験しており、試合では鋭い出足で湘南の攻撃をけん引。指揮官は「2人が入ったことで(チームの)可能性は増えた」と期待を口にし、2得点の武富については「最後まで足が止まらない、あいつらしいプレーがチームを勇気づけたと思う」とうなずいた。

また、後半9分に途中出場で送り出しながら、同42分に再び途中交代でベンチに下げた大卒ルーキーのFW大橋については「(プレーが)悪いから代えたわけじゃない」と同13分にイエローカードを1枚受けたことによる退場を避けるための処置だったことを明かし「前への推進力をみせてくれていた」と評価していた。