サッカー元日本代表GK川口能活氏(43)が5日、都内でサッカー教室のイベント「GROWING教室byスポーツくじ(toto・BIG)スポーツ再チャレンジ!川口能活 熱血!大人のサッカー教室」にコーチとして出席した。

この日のイベントは30~50代が対象。スポーツ庁が17年に行った世論調査で同世代のスポーツ実施率が低かったことから企画された。川口は抽選で選ばれた約40名の参加者とPK対決などを行った。

昨季限りで25年の現役生活を終えた川口氏。生活の変化について「毎日練習に行くことがなくなってホッとしています。というのも、朝起きるのがつらかった」と話して笑いをとった。引退後も継続的に体は動かしているといい「テニスとか野球、ゴルフなどやってこなかったスポーツもやってみたい。できるかはわかりませんが」とサッカー以外のスポーツにもチャレンジしたい意欲を語った。

日本人で最多となる4度のW杯出場経験を持つ川口氏は日本サッカー協会(JFA)のナショナルトレセンGKコーチとして、現在は福島のJFAアカデミーで週3回、主にU-16世代の選手の指導にあたっている。

スポーツくじが企画するGROWING教室はこの日で2回目。18年6月にはラグビー元日本代表ヘッドコーチのエディー・ジョーンズ氏が、沖縄・宜野湾市内で同県の高校生約50人を対象にラグビー教室を行った。