J2アルビレックス新潟は、アウェー徳島ヴォルティス戦(30日=鳴門大塚)を翌日に控えた29日、クラブハウス隣接のピッチで最終調整し、敵地に乗り込んだ。

前節のホーム・アビスパ福岡戦は敗れているだけに、J1昇格のためにも連敗で立ち止まれない状況。相手は下位17位に低迷しているものの、決して侮れない。片渕浩一郎監督(43)は「あの手、この手でディフェンスラインを揺さぶってくるチーム」と徳島の多彩な攻撃を警戒した。

厳しいプレスも仕掛けてくる相手だが、新潟はその圧力を逆手に取る構え。「相手のプレッシャーを利用して、その背後を使いたい」と片渕監督は話した。前節福岡戦で失点したセットプレーの攻防も、ひとつのカギだ。「つねにコンパクトを保ってプレーしたい」と言うMF加藤大(27)は「相手の守備はちょっとルーズなので。そこをうまく突きたい」と話した。