横浜FCのFWカズ(三浦知良、52)が1日、新元号が「令和」に決まったことについて横浜市内での練習後にコメントした。

発表はテレビで見ていたといい「想像しても、どんな元号になるのかというのは浮かんできてなかったので、令和というのは全く考えていませんでした。昭和から平成を生きてきた身としては、まだ自分からスッと(元号が)出てきませんね」と話した。

1982年(昭57)に高校を中退して単身でブラジルに渡り、86年にサントスでプロ契約をつかみ取って以来、昭和、平成の時代をプロサッカー選手として駆け抜けてきた。新時代へむけ「また新たな元号の中で、プロとしてプレーができると思うのでうれしいですね。あと1カ月で平成が終わって、新たに社会も変わっていくでしょうし、進化していくと思う。サッカーもその中で変わっていくと思うので、昭和、平成と駆け抜けてきて、また令和でも駆け抜けたいなと思います」と意気込んだ。

まずは平成最後のゴールを狙う。3月23日のFC岐阜戦で17年4月の町田ゼルビア戦以来、約2年ぶりに先発出場を果たした。同試合でゴールは奪えなかったが、この日の紅白戦ではネットを揺らす場面もあり、コンディションは上がってきている。3日のアウェー愛媛FC戦へ向け「しっかりした準備ができています。良い状態になっている。平成で早く1点をとりたい。やっぱりみんな期待していると思うので、次に出場したときはゴールを挙げたい」と力を込めた。【松尾幸之介】