J1磐田FW中山仁斗(まさと、27)が6日、勝利に導くゴールを誓った。8日のルヴァン杯ホーム松本戦(午後7時、ヤマハ)に向け、磐田市内で調整。

現在D組2位のチームは、勝てば2年連続の1次リーグ突破が決まる可能性がある。中山は「ホームだし、熱いプレーをして結果を出したい」と語った。

3日のリーグ浦和戦では、後半31分に途中出場。J1デビューを飾り、5万人を超える大観衆の中でプレーした。14年のプロ入りから約5年。これまでJ3鳥取やJ2の山口、山形でプレーしてきた苦労人は「あの中でプレーできた喜びは大きかった。『短い時間の中でも点を取らなければいけない』と、今まで以上に意識していきたいと思った」。今季からJ1の舞台に挑むストライカーにとって、大きな刺激となった。

この日の紅白戦では主力組の2トップで先発し、FW小川航基(21)とコンビを組んだ。得点こそなかったが、果敢にゴールに迫る姿勢を見せた。「まだ1日ある。しっかり話し合って(連係を)確認していきたい」。4月10日に行われた同杯のアウェー松本戦で2得点した背番号「32」が、8日の再戦でもゴールラッシュの主役になる。【前田和哉】