北海道コンサドーレ札幌は横浜F・マリノスに0－4で敗れ、公式戦7戦ぶりの黒星を喫した。前半16分に先制点を献上すると、後半も立て続けに3失点した。後半16分にMFチャナティップ（25）ルーカス（25）を投入し攻勢をかけたが無得点に終わり、今季ルヴァン杯初黒星となった。22日の1次リーグ最終節・湘南ベルマーレ戦で2年ぶりのプレーオフ進出を目指す。

執念のタクトは勝利につながらなかった。2失点目を許した2分後の後半16分だった。ミハイロ・ペトロビッチ監督（61）は、この日の午前にも練習していたMFチャナティップとMFルーカスを投入して勝負をかけた。これで4日のリーグ戦前節・ヴィッセル神戸戦のスタメン7人がピッチに立つ。追い付くべくゴールに迫ったが最後までネットを揺らせなかった。勝てば自力で2年ぶりの1次リーグ突破だったが、簡単にはいかなかった。

前半16分、ペナルティーエリア手前でDF松原がシュート。MF菅に当たり、軌道が変わり高く浮き上がったボールはそのままゴールラインを割った。後半14分には左サイドを崩されて失点、その後も自陣でのボールロストからの失点が続いた。終盤の攻撃ではチャナティップの鋭いドリブルからチャンスを狙うが、シュートまでつながらなかった。

今季、横浜とはリーグ戦を含めて3度目の対戦だった。札幌は通常、3バックだが横浜戦はいずれも4バックを敷いて臨んだ。それぞれがいつもと違う位置で奮闘したが、序盤の失点から後手に回り思うような試合展開にならなかった。

公式戦6連勝中だったが、ここでストップした。勝ち点8で横浜に並ばれ、次節の1次リーグ最終節で対戦する湘南が勝ち点6で迫る。直接対決で聖地・札幌厚別で負けた悔しさをぶつけ、2年ぶりのプレーオフ進出を決める。