アルビレックス新潟が逆転で勝ち点3を手にした。鹿児島ユナイテッドFCを3-1で破った。1-1の後半9分、MFフランシス(29)が自身の今季4得点目になる勝ち越しゴールを挙げた。同19分にはオウンゴールでダメ押しの3点目を奪った。

フランシスが自慢の俊足を披露した。後半9分、カウンターからFWレオナルド(22)が、中央に走り込んだフランシスにパス。ペナルティーエリアで受けたフランシスのシュートは、徳島のGKアン・ジュンス(21)のブロックをはじいてゴールマウスに吸い込まれた。その10分後のオウンゴールも、レオナルドの縦パスに反応したフランシスの突破が誘ったものだった。

前半15分に先制されるが、同38分、レオナルドがペナルティーエリアで倒されて獲得したPKを、自ら決めて追いついた。前半のうちに振り出しに戻したことで、後半は自分たちのペースに持ち込めた。

この日はルーキーのDF岡本将成(19)がスタメンのセンターバックでリーグ戦デビューを果たした。昨季在籍したFWターレスさんが、ブラジルで交通事故に遭い22日に24歳で亡くなった後の初戦でもあった。選手、スタッフは喪章を着けて臨んだ。絶対に負けられない、負けたくない試合をものにした。【斎藤慎一郎】