ドイツ2部ハンブルガーSVからヴィッセル神戸に加入した元日本代表DF酒井高徳(28)が16日、神戸市内で練習後に取材に応じた。「ドイツで8年の経験をチームに生かせれば。あまりチームはいい状態ではないんで、自分が刺激になって上がっていければ」と意気込みを語った。

神戸のトルステン・フィンク監督(52)は「いろんなポジションをできるが左サイドになると思う」と話し、17日の浦和レッズ戦(ノエスタ)に向けて「コンディションを調整している状況だが、メンバーには入る」と明言した。

酒井は6月ごろに獲得のオファーを受け「海外の選択肢と考えさせてほしい」と神戸側に伝え、熟慮した上の決断を明かした。「正直、海外でやり続けたい思いはあったが神戸のビジョンに賛同し、トップクラスの選手とプレーできることで刺激が伝わる。自分の力をチャレンジしたい思いになった」。

Jリーグの試合は、アルビレックス新潟時代の11年12月3日の名古屋グランパス戦以来となる。