鹿島アントラーズの新代表取締役社長に、親会社となったメルカリの小泉文明社長(38)が就任した。30日に開かれた取締役会で承認された。同時に、この日付で“メルカリ体制”が始動。小泉新社長は鹿嶋市内のクラブハウスで就任会見を開き「地域やチーム、サポーターへの貢献、常勝軍団としての発展を使命として尽力したい」と所信を述べた。

鹿島の鈴木秀樹取締役は、親会社候補が複数あった中でメルカリとなった決め手を「アントラーズへの愛情を一番感じたから」と説明。小泉社長も「ファンの感動を最大化したい」と“ファンファースト”を表明。人気と実力を兼ね備えた世界基準のクラブへ、鹿島が新たな1歩を踏み出した。