明治安田生命フットサルフェスタ2019の全国決勝大会が17日、川崎市内のアディダスフットサルパーク川崎で行われ、近畿大会覇者の「BOLOSSOM」が2連覇を果たした。

決勝戦は関東大会覇者の「遠く青い空に母さんの微笑み」と激突し、2-1で勝った。主将を務める杉彩香さんは「今年の方がレベルが高くなっていて勝てるか不安でしたが、優勝できてうれしい」と笑顔をみせた。

チームは結成9年目。杉さんをはじめ、メンバーの多くが社会人として働いており、土曜夜に行う週1度の練習で連携などを深めてきた。決勝戦は先制しながらも追いつかれ、後半終了間際に決めた決勝点で競り勝った。「ハラハラしました。連覇することがひとつの目標だったので、諦めない気持ちが優勝できた要因だと思います」と胸を張った。

同大会はサッカーJリーグのタイトルパートナーである明治安田生命保険相互会社が地域の人々の健康の維持、増進をサポートする活動の一環として行っているもの。ルールはおおむね日本協会の定める競技規則にのっとって行われるが、必ず女性1人が常時出場していなければならないなどの独自ルールも設けている。3回目の開催となる今回は、5月から全国65会場で開催した予選大会を勝ち抜き、全国を10会場に分けた各地区大会をも制した10チームが全国決勝大会に進出した。

大会参加チームは年々増えているといい、今年は735チーム、計6748人が参加した。これは昨年よりもチーム数は約100、参加者も約1000人多い数字だといい、主催した明治安田生命の根岸秋男社長は「すごく盛り上がってくれている。継続することによる力を実感しています」と手応えを口にした。Jリーグのタイトルパートナーとしての使命感にも触れ「スポーツは人を結びつける力がある。この大会もとにかくJリーグの裾野を広げたいという思いでフットサルにスポットを当ててやっています。いい汗をかいたと感じてもらい、選手だけでなく応援する人たちも楽しくやれたと思います」と振り返った。

この日は大会ゲストとして元サッカー日本代表の鈴木啓太氏やフットサルFリーグの星翔太(名古屋オーシャンズ)、仁部屋和弘(バサジィ大分)、三笠貴史(フウガドールすみだ)、加藤竜馬(バルドラール浦安)も出席し、優勝チームとのスペシャルマッチなどを行った。