ヴィッセル神戸に敗れた鹿島アントラーズは優勝の可能性が消滅した。逆転Vには勝利が必須だったが、ホーム最終戦で神戸に1-3と大敗し、セレモニー時にはサポーターからブーイングが起こった。

主将のDF内田は「勝つしかなく、点を取るしかなく、ゴール前に向かうと、裏のスペースが多くなる。点を取りに行ったぶん、失点が多くなった」と敗因を分析した。

11月1日、第30節を終えて鹿島は首位に立っていた。しかしその後は3試合でわずか1得点しか奪えず、1分け2敗と勝利なし。大岩監督は「得点を取りきるところと、この数試合勝ち切れていないのが(V逸の)原因だと思うし、監督としての責任を痛感しているところです」と述べた。

シーズン当初に掲げた目標は「4冠」だった。唯一残された天皇杯に向けて、内田は「無冠では終われない。しっかりと準備をしたい」と切り替えの必要性を説いた。