モンテディオ山形(J2・6位)が大宮アルディージャ(同3位)を敵地で撃破し、徳島ヴォルティス(同4位)本拠で戦う8日の2回戦進出を決めた。

0-0で迎えた後半28分、山形がオウンゴールで先制した。1度は線審がオフサイドの判定で旗を揚げたが、左サイドからのグラウンダークロスが相手の足に当たってコースが変わってネットを揺らしたことが認められ、判定が覆った。

同37分には途中出場のFW山岸がゴールを決めて追加点を挙げた。右サイドからのクロスをMF山田が頭で折り返すと、ゴール前に走り込み、右足で合わせた。山岸は「勝てたことがうれしいし、自分が決めたことがもっとうれしい。山くんが良いボールをくれたので、入れるだけだった。逆サイドにクロスを入れる、山形が1年間やってきたことが出せた」と笑顔を見せた。

勝利だけが突破条件だった中での結果に、木山監督も「選手たちが力を出し切ってくれて、サポーターもたくさん来てくれたので勝ちきることが出来た。(J1入れ替え戦も含め)あと2試合、強い相手とのアウェーになりますけれど、勝って帰って来られるように、しっかり準備したい」。15年以来となるJ1復帰へ、気を引き締め直した。