来季のJ2降格が決まったジュビロ磐田が、1年でのJ1復帰に向けて“足場”を固めた。磐田市内で調整を行った3日、フェルナンド・フベロ監督(45)の来季続投を発表。練習後、取材に応じた指揮官は「目的は来季でJ1の舞台に戻って来ることを決めること。より厳しい練習をしていかなければという責任を感じている」と、決意を語った。

8月19日、鈴木秀人前監督(45)の後任として就任した。初采配となったホームセレッソ大阪戦から、ここまで10試合で4勝1分け5敗。直近7試合では4勝1分け2敗と、J1で5位の勝ち点13を積み上げている。クラブは「戦術も浸透し始め、躍動感のあるサッカーができはじめている」と、再建の兆しを示した手腕を評価。5季ぶりとなるJ2での指揮も託した。

7日には、今季最終戦となるアウェーのヴィッセル神戸戦(7日、ノエスタ)を控える。勝てば2年ぶりの3連勝。フベロ監督は「現時点でもより良いチームが作れている自覚はある。選手がより自信を深めるためにも、勝って締めくくりたい」と言った。来季につながる勝利をつかむ。【前田和哉】