5年ぶりの全国出場となる日大藤沢(神奈川)が3ゴールを奪って快勝した。

左サイドバック吉本武(3年)が1ゴール1アシストでチームの3ゴール発進に大きく貢献。1-0で迎えた前半20分、素早いパス回しから抜け出し、相手DFのこぼれ球を拾って相手GKをかわしながらゴール。1点を返された後の後半30分には鋭い左クロスをゴール前に蹴りこみ、FW平田直輝(3年)の追撃弾を演出した。

高校1年時にMFから左サイドバックに転向した吉本は「上げたら(平田が)決めてくれると思っていた。サイドバックはゴールを決められるポジションだと思っています」と自信の笑み。昨夏のインターハイ王者桐光学園を下し、5年ぶり全国出場。最大のライバルを下した自信を胸に吉本は「持久力とキックが持ち味。目標は日本一です」と高らかに宣言した。