ヴィッセル神戸のMFアンドレス・イニエスタ(35)が15日、過密日程のなか、神戸市のいぶきの森球技場で軽快な動きを見せた。

イニエスタは12日にACL第1戦のジョホール・ダルル・タクジム(JDT=マレーシア)戦に先発出場。前日14日はチームはオフ日だったが、Jリーグ開幕前のイベントであるキックオフカンファレンスに出席するため東京へ赴いた。試合と移動で疲労の蓄積があるかと思われたが、パス回しや、実践的な練習など精力的にこなした。

JDT戦でイニエスタが起点となり、ハットトリックを達成したFW小川慶治朗(27)は第2戦の水原戦(19日、韓国)について「次の試合に向けてはアンドレスとも特に話していません。アンドレスは(ボールを)持ったら、違いを生み出せる選手。いいイメージはこの前の試合でお互いにつかめていると思うので、それを次の試合でも継続して、僕は(イニエスタを)信じて走るというのをやり続けたいと思います」と勢いに乗る。

この日は、JDT戦は疲労で欠場したMF山口蛍(29)も練習に参加。ピッチを動き回り、調子のよさを感じさせた。【南谷竜則】