1月の全国高校サッカー選手権で県勢男女アベック優勝を飾った2校の卒業式が3日、開かれた。男子で24大会ぶり制覇の静岡学園は静岡市内の同校で行い、J1鹿島入りしたFW松村優太も出席。さらなる飛躍を誓った。

女子で2大会ぶり4度目の王座をつかんだ藤枝順心は、藤枝市内の同校で開催。なでしこリーグ1部に活躍の場を移すDF長江伊吹主将(INAC神戸)とMF渡辺凜(伊賀FC)が、決意を新たにした。

 

静岡学園で全国選手権4得点のMF小山尚紀も卒業式に出席し、1年間浪人して大学進学を目指す意向を示した。今冬のセンター試験や私立大学を受験していた。「自分で選んだ道なので」。前日2日には、遊んでいる時に転倒して、右ひじを脱臼。右腕をつる痛々しい姿だった。今後は実家がある大阪を拠点に、勉強とトレーニングを続ける。「将来はプロを目指したい」と力を込めた。