MBS(毎日放送)主催の「Jリーグ eSports ONLINE」第2節が9日、生配信された。関西のJクラブ4チームから各1選手が自宅から参加し、サッカーゲーム「eFootball ウイニングイレブン2020」で対戦。唯一J2から参加の京都サンガが、開幕2連勝で優勝に王手をかけた。次の最終節は16日に行われる。

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京都は元日本代表で34歳の大ベテランDF森脇良太がゲームを操り、MF中川のハットトリックなどで4-2とセレッソ大阪に逆転勝利した。開幕2連勝で首位に浮上、優勝に王手をかけた。「手に汗びっしょりで楽しめた。途中で(操作する)指がしびれてきたが、口元は大丈夫だった。前日の交代浴の効果があった」と森脇は喜ぶ。試合前からおもしろトークで、C大阪の26歳DF木本を圧倒した。

森脇は今季、浦和から移籍してきた。1月の沖縄キャンプからアピールを続けて「すごく濃い時間を過ごせた」。新型コロナウイルスでチーム練習も休止中だが、自宅でのフィジカル練習で最低限の体調は整えている。最終節ガンバ大阪戦はDF飯田が参加し、引き分け以上で優勝が決まる。25歳の後輩へ「僕みたいに言葉攻めも大切。楽しくプレーして優勝できれば最高です」とエールを送った。

〇…G大阪はヴィッセル神戸と2-2の痛み分けに終わった。FW渡辺の連続ゴールで2点リードしながら、守備のミスから連続失点。実際にゲーム操作した33歳の渡辺は「素晴らしい2得点」と自画自賛したが「その後の失点は許せないですね」と苦笑い。勝てば逆転Vが決まる最終節京都戦は、主将のDF三浦が操縦者として満を持して登場する。

◆この番組の模様は、MBSテレビ「YUBIWAZA」で6月11、18日の深夜1時59分から放送予定。