27日から少人数グループでの練習を再開した湘南ベルマーレが30日、軽めの実戦形式を「解禁」した。

同日に2班に分かれ、平塚市内で一般非公開によるチーム練習に臨み、軽めのミニゲームを消化。約5週間後に迫った7月4日のJ1再開に向け、準備に入った。自主トレはランニング中心。今週の少人数グループ練習もボールを使った基礎的メニューやフィジカルトレーニングが多かったこともあり、浮嶋敏監督(52)は「コンタクトがないとはいえ、(ミニゲームで)選手の顔が明るくなって良かったです」と収穫を口にした。

6月2日からは全体練習も見据えている。同監督は「サッカーそのものをやる機会になっていくと思う」と説明し、週1回ペースの練習試合も計画中。約5週間の準備期間は今季開幕前と同じ長さであることを強調。浮嶋監督は「再開という着地が見えてきてチームみんなの喜び。5週間あれば練習試合も組んで本来の力も出せると思います」との見通しを口にした。

12年ぶりに湘南に復帰し、J1リーグ今季1号を決めた副将のFW石原直樹(35)は「7月に再開すると決まったので良い調整をしていきたいと思います。少しずつ体を動かして自分のコンディションを良い状態になるよう取り組むつもりです」と静かに燃えていた。