鹿島アントラーズは途中出場のFW伊藤が10分で2得点するも、川崎フロンターレに敗れて1次リーグ敗退が決まった。

前半は多彩な攻撃パターンで相手ゴールに迫ったが得点できず、前半43分、後半2分、後半10分と立て続けに失点した。

ザーゴ監督は0-3の後半18分、FW伊藤、MF荒木、MF白崎、MF永木と、一気に4選手を投入。途中出場の選手が鋭い動きでチャンスメークし、後半39分には永木のシュートがこぼれてきたところを伊藤が押し込んで1点を返した。

その後も猛攻を仕掛け、後半ロスタイムにはMF荒木のスルーパスに抜け出したFW伊藤が2点目を決めた。あと1点で決勝トーナメント進出に望みをつなげたが、その1点が遠く試合は2-3で終了した。

敗れはしたものの、ザーゴ監督は「途中から入った選手が頑張ってくれて、Jでナンバーワンのチームに圧力をかけて得点ができた。敗戦は苦しいが、総合的に見て、Jで最も強いチームにこれだけできたことは、評価できる部分もあると思う」と、ポジティブな言葉を並べた。ただ依然としてミスが多いことを指摘し、「ミスさえなくなれば、もう少し良い成績を収められると思う」とまとめた。