1次リーグ突破の可能性があった湘南ベルマーレだが、大前提だった勝利を飾ることができなかった。ホームで主導権を握り、シュート数もG大阪の3本に対し、13本も放ったものの、MF山田直輝(30)のオーバーヘッド弾が唯一の得点。追加点を奪うことができず、浮嶋敏監督(52)は「終始、押している内容の試合だったが、サッカーに優勢勝ちはない」と厳しい表情。MF山田は「もう1点どうにか取り返したかった。もう1点取れていれば展開が変わっていたかもしれない。悔しいですね」と肩を落とした。

リーグでは最下位と苦しんでいるチーム状況。ルヴァン杯で浮上のきっかけをつかみたかったが、試合前の時点で1次リーグ敗退が決まっていたG大阪に、ホームで競り負けた。MF山田は「リーグで最初はリズム良くも途中から悪くなっていた。今日は自分たちのリズムでやれる時間帯が多かった。チームで共有できるところかなと思う」とプラス材料も口にした。