アルビレックス新潟は0-1でファジアーノ岡山に敗れ、今季初の連勝を逃した。後半41分、岡山のMF白井永地(24)に決勝ゴールを決められた。4節松本山雅FC戦から続いていた「不敗」は8試合でストップ。3節ツエーゲン金沢戦(7月4日)以来42日ぶりの黒星だった。

タイムアップの瞬間、汗だくになった新潟のメンバーががっくりと肩を落とした。6分間の後半ロスタイム。攻め続けながらも、岡山の守備にかわされた。

後半41分、右サイドからつながれ、正面から放たれた岡山・白井のシュートが新潟の連勝を消した。アルベルト監督(52)は「岡山は守備が堅く、ロングボールで攻撃を仕掛けてくる。このようなチームには手を焼くことが多いので厳しい試合になると思う」と警戒していた。その通りに終始互角の展開。互いにボールを奪い合い、ゴール前を守った。その中での一瞬の隙が敗北につながった。

収穫もあった。前半31分、12日にJ1浦和レッズから期限付き移籍してきたばかりのDF荻原拓也(20)が負傷したMFロメロ・フランク(32)に代わり出場。前半はロメロに代わって右サイドハーフに入ると、後半は左サイドハーフに。得意の左サイドに陣取ると果敢にゴール前へ顔を出す。MFシルビーニョ(30)に合わせ走り込むシーンも見せた。

猛暑の中、過密日程が続く。次節は中3日の19日、ホームに京都サンガF.C.戦を迎える。