J2アルビレックス新潟のFW鄭大世(36)が今季初の3連勝へ、ゴールを強調した。

今日10日のアウェー京都戦に備え、9日は聖籠町で最終調整。前節4日のホーム町田戦(4○0)では後半19分からの出場でJ2最年長記録となるハットトリック達成の離れ業をやってのけた。「これに満足せず、チームをJ1に上げられるよう、もっとゴールで応えたい」と力を込めた。

町田戦後の2日間のオフは自宅のある静岡で家族や愛犬と過ごした。「リフレッシュできた。自分より妻がハットトリックに興奮していたし、友人たちからも(新潟へ)移籍後初ゴールの時と同様、100件以上のお祝いメッセージが届いていたので全部返した」と笑顔を見せた。

勝ち点1差で追う5位京都との対戦を前に鄭大世は「自分がチームに加入してから上位に勝てていない。2位福岡との勝ち点9差をこれ以上離されないためにも絶対勝たなければならない試合。自分が先制点を決める」。15年のJ1清水時代に2トップを組み、現在J2得点ランクトップ(17得点)のFWウタカを警戒するが「ウタカを穴にはめるように戦い、うちが勝って試合後、笑顔で話したい」と京都撃破へ自信を見せた。【小林忠】

 

○…GK小島が3試合連続無失点勝利に向け、ゴールに鍵を掛ける。京都FWウタカの個の打開力、どこからでもゴールを狙う姿勢を警戒する小島は「ペナルティーエリア内で仕事をさせない。DF陣には前を向かせないことや距離感などの基礎的なコーチングをしっかり行う。クロスへの対応も重要なので的確なポジショニングを取る」と話した。