ヴィッセル神戸は、2試合連続の逆転負けで連敗が2に伸びた。

前半9分にMF郷家の今季5点目で先制しながら、わずか2分後に自陣ゴール前でDF山川のクリアが甘くなり、同点ゴールを許してしまった。迎えた後半終了間際には、横浜FCの鋭い動きに競り負けて決勝点を奪われた。

三浦淳寛監督(46)は「今日起用された選手に関しては、持ち味を発揮した部分とそうじゃない部分があった。改善点は守備で、高めながら日々練習するしかない。(攻撃面は)チャンスをしっかりと決められたら(結果は)違ったかなと思う」と振り返った。

決勝点を奪われた直後、神戸もMF安井の右足のシュートが左ポストを直撃したり、MF山口の強烈なシュートも相手守備にブロックされ、土壇場の決定機を生かせなかった。

1得点の郷家は「自分たちは集中力を保たないといけない。失点の仕方はもったいないものばかり。最後に声をかけてやっていきたい」と課題を挙げた。

11月下旬に再開されるACL1次リーグまで、J1リーグ戦は残り3試合となった。FW古橋とDFフェルマーレンは欠場が続いており、ベスト布陣も組めていない。最近7試合で1勝1分け5敗と、神戸が再び苦しんでいる。【横田和幸】