勝てば優勝が決まる川崎フロンターレだったが、大分トリニータに敗れ、21日に優勝を決めることはできなかった。

立ち上がりから大分に攻め込まれる場面が多く、何度も決定機をつくられたが、GKチョン・ソンリョンが好セーブを連発。

しかし前半34分、ロングボールに反応した大分MF野村に裏を取られると、DF谷口がペナルティーエリア内で野村を引っ張って倒してしまった。

このプレーでレッドカードを提示された谷口は退場となり、川崎Fは10人で戦うことに。キャプテンマークはMF大島に引き継がれた。

大分の野村にそのままPKを決められ、前半は0-1とビハインドで折り返した。

川崎Fは後半、MF三笘とMF田中を投入。アンカーに入っていたMF守田を谷口の位置に下げ、大島をアンカーに配置して、最前線にFW小林と三笘が並ぶ、4-3-2のようなシステムに変更した。

後半6分に田中のCKから小林が惜しいヘディングシュートを放つも、1人多い相手の守備陣形を崩すことができず、その後は好機をつくれない時間帯が続いた。

22日に浦和レッズと対戦する2位ガンバ大阪が引き分け以下ならば、川崎Fは試合のない同日に優勝が決まる。

G大阪が浦和に勝利した場合は、次節、25日の直接対決(川崎F-G大阪、等々力)に持ち越しとなる。