最速Vを決めている川崎フロンターレは、最終節で柏レイソルを下して白星でリーグ戦を終えた。

前半14分、カウンターから先制点を奪ったのは柏だった。最終ラインのDF北爪からのロングフィードを、右サイドのFWクリスティアーノがワンタッチで前方へループパス。走り込んだFWオルンガは相手DFに競り勝ち、GKもかわして軽々と流し込んだ。

柏の1点リードで折り返すと、後半は開始20秒で試合が動いた。柏はゴール前の混戦から北爪がマイナスのパスを送り、後方から走り込んだFW瀬川がシュートを決めて2-0とした。

しかし直後の後半4分、今度は川崎Fが右CKからMF家長がヘディングを決めて1点を返すと、同10分にはGKのミスを突いたMF三笘がボールを奪い、FWレアンドロ・ダミアンのゴールをお膳立てした。

2-2のまま試合は進んだが、後半36分に川崎Fは三笘のスルーパスから家長がこの日2点目を決めて、ついに逆転に成功した。三笘はこの日2アシスト目で、ルーキーイヤーの今季は13得点12アシストと結果で貢献した。

3-2で勝利した川崎Fは、勝ち点83、総得点88点、得失点差+57と圧倒的な数字でフィニッシュした。一方の柏は今季28得点を決めたオルンガが得点王に輝いた。