東京ヴェルディの永井秀樹監督(50)が、現在行っている静岡合宿中のミーティングで、アマゾンが製作したブラジル代表のドキュメントを選手たちに見せていることを明かした。

連日行われているミーティングでは、選手たちの共通認識を高めるために戦術的な部分を徹底的にたたき込む。一方で、プロとしての責任感や自覚をうながし、モチベーションを高めるためにブラジル代表の映像を見せたのだという。

このドキュメントは、自国で行われた14年W杯準決勝でドイツに1-7と大敗したブラジルが、19年南米選手権の優勝で名声を取り戻すまでを描いたもの。

永井監督は、復活を目指す部分が東京Vと重なると説明し「復活できたチームに何があって、何が必要なのか、それがつまったドキュメンタリーだった。みんなで見て共有したいという狙いがありました。特に(ブラジル代表招集経験がある)GKマテウスなんかテンションが上がりすぎて、いきなり夜筋トレをはじめるくらい良い物語だった」と話した。

特に若い選手に見てほしかったそうで「プロ選手のあり方だったり、何十億円ももらうトップ選手がどれくらいの責任感と誇りを持って試合に臨むか。その準備だったりというところを見てほしかった」と説明した。