セレッソ大阪のレビークルピ監督(68)が5日、大阪市内での練習後にオンライン取材に応じた。

J1リーグ開幕から2試合連続で先発し、2戦3発のFW大久保嘉人(38)に対し、ブラジルの名将は「彼は得点王になる力がある。選手本人も(得点ランキングで)1位になりたい思いはあるし、彼の目指すもの」と説明。13~15年に3年連続得点王を獲得して以来、6年ぶり4度目の栄誉に太鼓判を押した。当時は川崎フロンターレに所属していた。

6日のFC東京戦(味スタ)は、C大阪にとって2試合連続の関東圏でのアウェーで、しかも中2日の強行軍。38歳の年齢を考えれば、大久保の状態は万全ではないのは明らかだが、指揮官は「(練習などで)間違いなく見て思うのは、開幕2戦3発、本人も気持ち乗っていて正直、得点王狙っている中で、選手の頭にいいイメージある時は疲れ感じない」と、開幕から3戦連続での先発起用を示唆した。

C大阪は開幕から1勝1敗だが、クラブが攻撃的サッカーを目指すと宣言したように、2試合とも各2ゴールを挙げて変化を見せている。その中で15年ぶりに古巣復帰した元日本代表の大久保は、自身の持つJ1最多ゴール数を188に伸ばし、先頭に立ってチームをけん引している。【横田和幸】