モンテディオ山形がホーム開幕戦で今季初黒星を喫した。1-2で栃木に逆転負け。前半43分、MF加藤大樹(28)の2戦連続ゴールで先制も直後に同点を許し、後半ロスタイム3分に決勝ゴールを決められた。

山形が5年ぶりのホーム開幕戦黒星に泣いた。後半ロスタイム、右CKから決勝点を許し、19年から4戦負けなしだった栃木に今季初勝利を献上した。石丸清隆監督(47)は「勝たなければならないゲームを自分たちから失った。僕を含めて猛省したい」と表情は険しかった。

わずか1分で主導権を手放した。先制ゴールに沸いた直後の前半44分、相手キックオフからのファーストプレーで同点ヘッドを決められ、振り出しに戻された。FW堀米は「自分たちのスキを見せてしまった。非常に悔しい敗戦です」と肩を落とした。MF国分も「やろうとしていた形は悪くなかったが、おのおのの技術が低くてイージーミスした」と反省した。

後半途中出場の3選手も流れを変えることはできず、カウンター攻撃も不発。石丸監督は「最終的にゴールを奪えなかった。精度も走力も足りない。交代選手を含めて、自分たちのオプションを考えて体現しなければならない」と課題を口にした。【佐々木雄高】