徳島ヴォルティスがアウェーで清水エスパルスに3-0快勝し、J1で初の連勝を飾った。

前半28分にドリブルで持ち込んだFW宮代が左足で強烈なシュート。それをGKがはじき、自ら押し込んで先制。後半9分にはMF岩尾がPKを決め、ロスタイムにエースFW垣田が頭でダメ押しの3点目を決めた。監督代行の甲本ヘッドコーチは「いい形で得点を奪えて自分たちの時間が作れた。いい形でボールを動かし、ゲームプランがはまった。いい試合だったと思う」と笑顔で評価した。

先制点を決めた宮代は2戦連発で勝利に貢献。「いい縦パスが入って前を向けたので仕掛けていこうと。決められてよかった」。クラブのJ1で初の連勝に「全員がハードワークした結果です」と誇った。

新型コロナウイルスによる入国制限で入国できなかったダニエル・ボヤトス監督が3月30日にようやく来日を遂げた。チーム合流には2週間の待機期間をへるが、ようやくチームとしての形も整ってくる。宮代は「監督がいない状況でも、全員が高い意識を持っている」とキッパリ。前回、14年度のJ1は3勝5分け26敗で得失点差はマイナス58と思い切り壁にぶつかったが今回は違う。初のJ1残留へ、着々と自信を積み重ねている。【実藤健一】