清水エスパルスは、アウェーでガンバ大阪に0-0で引き分けた。4試合ぶりの白星こそ逃したが、6試合ぶりの無失点。敵地で貴重な勝ち点1を積み上げた。

試合を重ねるごとに、守備の精度が高まっている。5試合ぶりに先発出場したDF立田悠悟(22)は、センターバックの一角に入った。「守備の理解度は高まっている。(無失点という)結果で示せている点は良いこと」とうなずいた。周囲との連係も上々。「権田(修一)選手や鈴木(義宜)選手のような、経験のある選手がいるので、安心して思い切ってやれた」と話した。チーム全体に堅守の構築に定評のある、ロティーナ監督(63)の考えが浸透している点は心強い。

次回のリーグ戦は25日、湘南ベルマーレと対する(アイスタ)。今季ホームでは未勝利だけに、「絶対に勝利という結果を残さないといけない」と立田。堅守を軸に勝ち点3を届ける姿を見せてほしい。【古地真隆】