ヴィッセル神戸の主将MFアンドレス・イニエスタ(36)が、この日のサンフレッチェ広島戦でベンチスタートとなった。

ベンチ入りは今季初めてで、途中から出場すれば、けがをした昨年12月10日のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝以来の復帰戦になる。

ゴールを決めれば、J1リーグでは昨年10月10日柏レイソル戦(アウェー)以来で、ホームでは同9月30日名古屋グランパス戦以来となる。

イニエスタは昨年、カタールで開催されたACL準々決勝水原(韓国)戦の試合中に、右大腿(だいたい)直筋近位部腱(けん)断裂を負い、右脚付け根付近の緊急手術を受けた。全治4カ月の長いリハビリを終え、4月9日に全体練習に部分合流していた。

三浦淳寛監督(46)は4月30日の取材で「(練習だけではなく)本当の試合をしていかないと、なかなか状態は上がってこない」と、復帰にGOサインを出していた。

バルセロナから18年途中に神戸へ移籍したイニエスタは、今季が来日4シーズン目。J1通算はここまで63試合13得点。チームでは主将を務めるなど精神的支柱になり、リハビリ中もピッチ内外で仲間に助言を送っていた。11日には37歳の誕生日を迎える。