J1清水エスパルスがトンネルから抜け出せない。降格圏の大分トリニータに0-1で敗れ、最近6戦勝ちなし(3分け3敗)。またしても課題の得点力に泣き、今季12試合中6度目の無得点となった。

直近6試合で2得点。攻撃の迫力不足は明らかだ。この日は立て続けにゴールへ迫る場面は少なく、相手に脅威を与えられなかった。終盤は長身の選手を前線に並べ、パワープレーを仕掛けるも完封負け。前半38分の失点をはね返せなかった。古巣対決となったFW後藤優介(28)は「攻撃の回数を増やさないと」と危機感を示す。ロティーナ監督(63)も「点を決めなければ勝てない」とうなだれた。

リーグ暫定16位に低迷中。接戦をものにできず、勝ち点を積み上げられていない。降格圏の17位大分との勝ち点差は「3」に縮まった。次節は9日、最下位の横浜FCとホームで対する。勝利だけが求められる。