J2ジュビロ磐田は1-0で群馬を下し、3試合ぶりの白星を挙げた。リーグ戦3分の1でもある14試合を終え、勝ち点「26」で4位。勝ち点「22」だった昨季を上回る成績を残している。

「昇格レース」を勝ち抜いてJ1復帰を果たすためには、今後の戦いが重要だ。群馬戦で今季初ゴール挙げたMF遠藤保仁(41)は「最大の目標は勝ち点3を取ること」と勝利の重要性を説いた。昨季はリーグ戦3分の2が終わる28節で勝ち点は「38」。順位も10位に沈んだ。10月には監督も交代。中盤戦の失速が最終成績(6位)に大きく影響したと言わざるを得ない。

現在、J1自動昇格圏の上位2クラブとの勝ち点差は「7」。追走していくためには引き分けではなく、目の前の一戦の勝利で勝ち点を積み上げていくしかない。遠藤は「失点をゼロに抑えて得点を増やしていく戦いができればいい。チーム全体でこれからもトライしていきたい」と表情を引き締めた。今後も気が抜けない戦いは続く。昨季の反省を生かして、したたかに勝利を積み重ねていってほしい。【神谷亮磨】

▽得点経過 後半5分(磐田)遠藤保仁