J1清水エスパルスMF河井陽介(31)が、リーグ9戦ぶりの勝利へ決意を示した。21日は静岡市内で最終調整。22日のアウェー札幌戦(札幌ド、午後2時)に備えた。今季リーグ戦全14試合に出場。中盤で不可欠な存在となっている。「勝てない中でも手応えを感じる部分もある。自信を失わないように、勝って今の流れを断ち切りたい」と力を込めた。

直近の公式戦2試合で計8失点。守備の立て直しは急務だ。「基本に立ち返る。カバリングや、1対1の対応などを徹底する」。クラブワーストは、2015年のリーグ10戦勝ちなし。不名誉な記録に届く前に、トンネルを脱してみせる。

この日の練習には、FWチアゴ・サンタナ(28)とDFウィリアム・マテウス(31)が姿を見せなかった。ロティーナ監督(63)は「出場は難しい」と欠場を示唆。両ブラジル人助っ人の不在は痛手だが、総力を挙げて敵地から勝ち点3を持ち帰る。【古地真隆】