ヴィッセル神戸のスペイン人、MFセルジ・サンペール(26)が16日、スコットランド1部セルティックへの完全移籍が内定したFW古橋亨梧(26)にエールを送った。

MFイニエスタと同じバルセロナから来日したサンペールは、古橋とは偶然にも95年1月20日の誕生日まで同じ。20年1月にはバルセロナに旅行に出かけた古橋と現地で食事するなど、プライベートでも親友関係を築いた。

この日、オンライン取材に応じたサンペールは「古橋は兄弟のような存在で、ピッチ内外で分かり合えた。寂しい気持ちだが、彼の力で勝ち取ったチャンスだから心から喜んでいる。夢を実現するために、これからも応援したい」と、喜びのメッセージを送った。

神戸では3列目のサンペールから絶妙の縦パスを前線に送り、それに反応した古橋が、最終ラインを飛びだしてゴールするのが見せ場の1つだった。

「彼はゴールだけでなく前線でプレスしてくれる。僕がボールを受けて、少しでも時間があれば、裏への抜けだしをしてほしいと話していた」とサンペール。神戸のホットラインはひとまず、ピリオドが打たれることになる。