ヴィッセル神戸に加入した日本代表FW大迫勇也(31)が、25日に敵地で行う大分トリニータとのJ1リーグ戦でデビューする可能性が高くなった。24日、オンライン取材に応じた三浦淳寛監督(47)が、遠征メンバーに入ったことを明かした。

大迫は今月、ドイツ2部ブレーメンから約7年半ぶりにJリーグに復帰し、23日に神戸市内で行われたチーム練習に合流したばかり。この日を含めてわずか2日間の練習だった。

三浦監督は「(大分に)連れていきたい。(チーム全体に)結構、小さいけがやコンディションがあまりよくない選手がいて(試合で使える)人数が限られている」と説明。

「(大迫は)もちろんドイツで試合もしていたし、その後の隔離期間を含めて、100%でないのはそうだと思うが、そこまで落ちているとも感じてはいない。FWとしての能力は間違いない」と太鼓判。後半から途中出場によるデビューが濃厚だ。

また、同じく練習に2日間参加しただけで、21日の鹿島アントラーズ戦の後半からデビューした元日本代表FW武藤嘉紀(29)に関して、移籍2戦目の今回、初先発の可能性に言及。「(武藤が)途中で息切れした時に誰が入るのか、途中から入った方がペースをつかめるのか、ベンチ入りする18人の状態を見て決めたい」と具体的にコメントした。

神戸は来季のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場を懸け、今季は3位以内がノルマ。現在は3位サガン鳥栖と勝ち点で並ぶ4位におり、激しい上位争いを演じている。