大宮アルディージャが今季初の連勝を飾り、降格圏を脱出して18位に浮上した。

前半11分、MF奥抜侃志(22)の左からのグラウンダーのパスを中央で受けたFW河田篤秀(28)が右足シュートを決めて先制。同38分には奥抜がゴール前のこぼれ球を左足で押し込んで追加点を挙げた。

後半立ち上がりに1点を失い、その後も東京ヴェルディに攻め込まれる場面が多かったが、1点差を守り切って勝利した。

今年7月に徳島から完全移籍してきた河田はこれでここ4試合で3ゴール。強化部に獲得を要請したという霜田正浩監督(54)は「彼(河田)の得点能力がウチのチームに本当にフィットしていて、彼を見ているのが楽しいし、点を取れそうな雰囲気もある。真ん中でボールが収まる、相手の裏が取れる、一番危険なところに顔を出せる。本当にストライカーだなと思っています」とたたえ、「彼が点を取れるのは、周りがちゃんとボールを届けているから。彼の能力を引き出している他の選手も素晴らしい」と選手全員を褒めた。