東京オリンピック(五輪)などの開催のために使用できなかった本拠地埼玉スタジアムに、83日ぶりに戻ってきた浦和レッズが完勝を収めた。

2連勝で最近6試合では5勝1分け。守備の安定ぶりも際立ち、5試合連続の無失点となった。公式戦は9戦不敗と好調が続く。就任1年目のスペイン人、リカルド・ロドリゲス監督(47)との主な一問一答は次の通り。

-試合の総括

ロドリゲス監督 すごくいい入りができた試合。江坂のゴールは過程もよかったし、いい点が取れた。前半は守備でもいいプレスを前からかけて、高い位置で守れた。ボールを奪ってから前に出ていくところが、より改善していくべきところ。後半の立ち上がり、関根が惜しくも枠を捉えられなかったシュートがあったが、その後に汰木が貴重な2点目を取ってくれ、チームは落ち着いたかなと思う。

その後も引き続き前からボールを追えていたし、3、4つゴールを取れていてもおかしくなかった。今後の得失点を考えるとゴールを決めておきたかった。ただ、ここまでの状況、自分たちが積み重ねてきていることを考えればいいと思うし、最近のプレーの質には満足している。

-自陣でのミスもあった

ロドリゲス監督 そこの質を高めていくことも大事だし、ボールを奪ってからの攻撃や、つなげていく部分、奪ってから失った形もあった。そこの質を上げること。

-8月と比べると何がよくなっているか

ロドリゲス監督 よりコンビプレーの質が上がってきた。守備も前からの強度、プレスがよくなった。戦術理解度の高さもより浸透していった。我々が目指す、ゴールを狙う、高い位置から奪っていく、望むスタイルがより表現できて完璧な試合が多くなってきた。チャンスも多かっただけに、もう少しゴールを奪えていればと思うが、ここまでいい流れが続いているので、最終節まで戦っていきたい。