元日本代表MFの松井大輔(40=YSCC横浜)が、前日19日に今季限りでの引退を発表したC大阪FW大久保嘉人(39)へ惜別の言葉を送った。20日未明に自身のインスタグラムを更新。代表時代の2人の写真を掲載し「まさか嘉人まで…」「最高のストライカー 寂しすぎる」などとつづった。

高校時代、鹿児島実の松井と長崎・国見高の大久保は九州のライバルでもあった。松井が1学年上。卒業後は松井が京都、大久保がC大阪と同じ関西に進み、その関係はプロ入り後も続き、私生活でも家族ぐるみで仲が良かった。

特に印象的なのは2010年のW杯南アフリカ大会。岡田ジャパンは本田の1トップに、両翼には2人を配置。欠かせない存在として、全4試合にそろって先発した。決勝トーナメント初戦のパラグアイ戦(10年6月29日、プレトリア)は、0-0のまま延長でも決着が付かずPK戦へ。3人目のDF駒野が外して敗れると、2人は駒野の肩を抱いて号泣した。

「高校の時からよく戦いましたね。日本代表では仲間になって共に世界の舞台に立ちました」

松井はそう記し、最後には「今度みんなでディズニーランドにいこう」と締めくくった。