J2ジュビロ磐田は23日、アウェーで迎える28日の次節ザスパクサツ群馬戦(正田スタ)に向け、静岡県磐田市内で調整に励んだ。

MF山本康裕(32)が警告累積で出場停止となる中、MF今野泰幸(38)が、MF遠藤保仁(41)とダブルボランチを組む可能性が浮上。先発すれば29戦ぶりとなる背番号「2」は「練習で良い選手が起用される。気を引き締めて準備をして、チャンスが来たらものにしたい」と、話した。

来季のJ1昇格を決めているチームは現在、2位京都サンガに勝ち点5差をつけて首位。群馬戦に勝てば、無条件でJ2優勝が決まる。今野は「やっぱり、優勝してもう1度みんなで喜びたい。絶対に勝ちたい」と、力を込める。

浦和レッズMF阿部勇樹(40)やセレッソ大阪FW大久保嘉人(39)が、今季限りでの現役引退を表明した。「若い頃から切磋琢磨(せっさたくま)してきたみんなが引退していくのはめちゃくちゃ寂しい」と盟友の引退を惜しみながらも、「僕にはサッカーしかない。体が動く限りは戦いたい」と語った今野。タイトル獲得へ全力でピッチを走る。