J2アルビレックス新潟は19日、サポーターとクラブ幹部の意見交換会「サポーターカンファレンス」を新潟市で行った。中野幸夫社長(66)は来季に向け「練習見学の再開、県内ホームタウン30市町村との連携強化、スタジアム満員、そして『J1昇格』を目指す」と集まった60人のサポーターの前で決意表明。また強化費については今季より1億円上積みすることを明言した。

チーム編成は寺川能人強化部長(47)が説明。松橋力蔵新監督(53)のもと、アルベルト前監督がチームに植えつけたポゼッションスタイルをベースにし「より直線的にゴールを目指す」と方向性を示した。現時点での来季加入は新潟医療福祉大MFシマブク・カズヨシ(22)と佐賀東高MF吉田陣平(18)の2人のみ。「既存の選手がベース」とし、「攻撃でアクセントを加えられる選手の補強は考えている」とも話した。

最後にはDF舞行龍ジェームズ(33)とMF高木善朗(29)がビデオ出演。舞行龍が「J1昇格に向け、来季も応援よろしくお願いします」と画面越しにメッセージを伝えるとサポーターからは大きな拍手が起こった。