女子サッカーなでしこ2部リーグ・静岡SSUボニータは7日、本田美登里監督(57)が退任すると発表した。

「止めて」「蹴る」の基本技術をベースとした攻撃的スタイルを構築し、就任2年目の昨季は同リーグで3位だった。並行して指揮していた静岡産大の監督としても手腕を発揮。昨年は全日本大学女子選手権で初めて決勝に進出し、準優勝。今年も6日の決勝で早大に敗れたが、2年連続で決勝に導いた。今後の去就は未定。チームは後任について、後日発表するとしている。

本田氏は清水市(現静岡市)生まれ。地元クラブの清水第八や読売ベレーザでプレーした。清水商高2年時に日本代表の1期生に選ばれ、草創期の日本女子代表チームをけん引した。1994年に引退し、2007年に女性指導者として初めて日本協会公認S級ライセンスを取得。なでしこリーグ岡山湯郷監督やU-20日本代表コーチなどを歴任した。