セレッソ大阪小菊昭雄監督(46)が1日、2日のJ1リーグ川崎フロンターレ戦(等々力)に向けてオンライン取材に応じ、「王者相手にいろんな戦い方はあるが、我々はボール、ゴールを奪いにいく。シンプルにやってきたサッカーを、正面から堂々とやっていきたい。そこが勝敗を分けるポイントになる」と、真っ向勝負を宣言した。

川崎Fには4連敗中。この2年間の4試合で計15失点と、王者の攻撃に大量失点が続く。

ただ今回は、2年ぶりに復帰したDFマテイヨニッチ(31)が今季初先発で出場できるメドが立った。入国制限の影響で来日が大幅に遅れ、3月26日のルヴァン杯大分トリニータ戦の後半途中からようやく初出場。状態はほぼ万全に仕上がってきた。

さらにU-21日本代表でドバイ杯優勝に貢献したDF西尾隆矢(20)も、UAEから帰国即チームに合流。強行軍ながら「けがなく、時差もしっかり調整できた。いい準備ができている」(小菊監督)。C大阪が誇る最強センターバックの2人が、初めてコンビを組む可能性も出てきた。

U-19日本代表候補合宿から戻ってきた17歳の高校生プロ、FW北野颯太もベンチ入りの見込み。

C大阪は今季、J1ではここまで1勝3分け1敗の8位だが、ルヴァン杯は開幕3連勝中と絶好調だ。

指揮官は「チームが積み上げてきた成果を発揮するのに、最高の相手」という川崎Fから、19年9月以来の白星を奪いにいく。