アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)へ臨むJ1川崎フロンターレは鬼木達監督(47)とDF谷口彰悟(30)が14日、集中開催地のマレーシア・ジョホールバルで15日の1次リーグ初戦・蔚山(韓国)戦を前に公式会見に臨んだ。

鬼木監督は「ACLという大会は、川崎フロンターレにとって大きな大会であり、ACLのタイトルを取るのがクラブの悲願です。改めてチーム一丸となって戦いたいです。初戦のこのゲームがグループステージの結果を大きく左右すると思いますし、全力で挑みたいと思います」。キャプテンの谷口も「今監督がおっしゃられたとおり、このチームにとってACLはすごく取りたいタイトルです。中2日で6連戦という厳しい日程ですが、まずは先のことを考えず明日の蔚山戦にどれだけ集中できるかを考えて取り組んでいるところです。まずは明日の試合でしっかり勝ってスタートしたいという気持ちが強いです」と力強く言った。

初戦の相手・蔚山には、昨年のACLの決勝トーナメント1回戦で敗れた経験がある。鬼木監督は「やはり昨年の悔しさがあるので、自分自身もそうですし、選手、クラブとしても全員がそういう思いをぶつけられるゲームにしたいです。気持ちの表れるゲームをしたいと思います」。谷口は「蔚山は攻守において非常にバランスの良いチームだと思っています。Kリーグの結果を見ても失点数が少なく、しっかり得点を取って勝つなど結果として表れています。そういう相手に対して自分たちがどう崩すか、どう守つかというのはある程度整理できているので、面白い試合ができるんじゃないかなと思っています。先ほども言いましたがまず勝つことを考えているので、アグレッシブに戦いたいと思っています」と気合の入った表情を見せた。

◆ACL 出場40チーム(のちに1チーム辞退)が10組(東地区と西地区で各5組)に分かれ、各組2回戦総当たりで5月1日まで1次リーグを実施。各組1位と、地区2位のうち東西それぞれ成績上位3チームの計16チームが8月からの決勝トーナメントに進出。決勝は来年2月にホーム&アウェーで争う。来年度から秋開催に変更される。