J1清水エスパルスMF滝裕太(22)が与えられたポジションでベストを尽くす。18日のルヴァン杯広島戦(アイスタ、午後7時)に備え、17日は静岡市内で調整に励んだ。

滝は先発が濃厚。出場するポジションは未定だが、「どこで出てもゴールに向かう積極的なプレーをしたい」と意気込んだ。

主戦場はサイドハーフやボランチなどの攻撃的なポジション。ただ、今季はサイドバックで起用される機会も増えている。リーグ戦の前節京都戦でも左サイドバックとして途中出場。前向きでボールを受けるシーンも多く「自分の特徴を出しやすい」。平岡宏章監督(52)も「ボールが持てる選手。崩すための起点になる」と期待している。

今季、出場したリーグ戦7試合は全て途中出場。先発奪取に向け「目に見える結果を残したい」と意気込む。チームの1次リーグ突破は、勝利が最低条件。同組2位の名古屋が徳島に敗れれば、プレーオフステージ進出が決まる。滝は「勝つしかない。いい準備をしたい」と闘志を燃やした。【神谷亮磨】