ジュビロ磐田FW吉長真優(まひろ、20)が、J1初先発への意欲を口にした。22日のホーム北海道コンサドーレ札幌戦(ヤマハ、午後3時)に向け、20日は磐田市内で練習した。18日のルヴァン杯湘南戦ではフル出場。この日は軽めのメニューで汗を流した。右サイドハーフでポジションを争うMF鈴木雄斗(28)が別メニュー調整だったこともあり、次戦は吉長が代役で先発する可能性が浮上。「結果を残すために練習からアピールしたい」と意気込んだ。

今季はルヴァン杯の1次リーグ6試合中5試合で先発出場。リーグ戦は途中出場での4試合にとどまっている。それでも、「少しずつ手応えを感じている」。最大の武器は縦への推進力。4月17日のリーグ広島戦では右サイドを突破し、同点ゴールを演出した。守備面は「まだまだ課題が多い」というが、「仕掛ける部分は自信がついている」と語気を強める。

チームは前節東京戦で勝利し、3試合ぶりの白星を飾った。次戦は今季初の連勝が懸かっている。「少しでもリーグ戦に出場して結果を残したい」と吉長。強気なプレーでチームの攻撃を活性化させる。【神谷亮磨】