3年ぶり3回目の出場となるIPU・環太平洋大学(岡山)が延長戦の末、JFLのMIOびわこ滋賀に競り勝った。

両者譲らぬ展開を途中出場の1年生が打ち破った。延長後半5分、環太平洋大MF田口涼太(18)がFKからのこぼれ球を左足でたたき込んだ。「みんな一生懸命守ってて絶対決めてやろうと思った」と試合を振り返る。

前半9分、FW松久保拓斗(20)の右足で先制するも、同43分にMIOびわこMF秋山駿(22)のヘッドで同点に。その後、一進一退の接戦となったが、粘り強く勝ちきった。桂秀樹監督(52)は「守備で、全体で共有したところをみんなが理解してやれていた」と選手達をたたえた。

2回戦は6月1日、山梨JITリサイクルインクスタジアムでJ2ヴァンフォーレ甲府と対戦する。創部初となるJ2チームとの対戦に桂監督は「J2のチームと戦えることを楽しんで欲しい。自分たちのできる事をどれだけできるか」と語った。