鹿島アントラーズはエースFW上田綺世(23)の今季10得点も、前半の失点が響き、FC東京に1-3で完敗した。

鹿島は左サイドが、東京のFWアダイウトンのスピードとFWディエゴ・オリベイラのワンツーパスに切り裂かれ、失点が続いた。

0-3の後半9分、上田の得点で1点を返したが、それ以降は得点ならず。後半ロスタイムには、鹿島FW鈴木が東京DF小川にペナルティーエリア付近で倒されたが、主審の笛はならず。

鈴木は審判に異議を唱え、その後にペットボトルをピッチに叩き付け、東京MF東がそのボトルを拾う場面もあった。結局、鈴木は主審から「異議」でイエローカードを出され、次節出場停止となった。

前節のサガン鳥栖戦の4失点に続き、今節も3失点。上田は「前節も、前半から、前から行って、その流れを継続できなかったりした。前半の20~30分の時間帯をうまく自分たちの時間に出来ないのが課題」と振り返った。

3年連続2ケタ得点も勝利にはつながらず「あくまでも勝つために点を取りにいっている。シーズン通して何点は、考えていない。今日の試合は3失点した以上、4得点しないといけない」と厳しかった。

30日からは日本代表合宿に合流。FW大迫勇也が不在の中、ワールドカップ(W杯)カタール大会に向けての正念場で「自分の特長を体現できるように頑張りたい」と話した。【岩田千代巳】

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