J2アルビレックス新潟のDF千葉和彦が19日のホーム・ブラウブリッツ秋田戦から始まるリーグ後半戦への意気込みを語った。今月21日に37歳を迎えるベテランは今季も健在。対人の強さと的確なポジショニングを生かした守備に加え、攻撃のスイッチを入れる鋭いパスを広範囲に散らし、首位を走るチームの原動力となっている。5月15日のアウェーFC町田ゼルビア戦ではJリーグ通算400試合出場を達成。500、600試合出場は「J1アルビ」で達成させる。

リーグ戦前半を終え、12勝6分け3敗の勝ち点42で首位ターンに成功した。

「42節終わった時の順位が大切。誰ひとりとして満足してない。チームは次の試合で勝つための準備を淡々としている」

-16節の町田戦でJ通算400試合を達成

「あまり実感はない。フル出場でも、1分だけの出場でもカウントされる。それを1つずつ乗り越えてきた感じ」

-今月21日で37歳になる。食事や体のケアで気をつけていることは

「体重の変化に応じて炭水化物の量を調整する。練習開始2時間前にはクラブハウスでストレッチや体幹を行い、練習後は(温冷)交代浴や炭酸風呂、マッサージをして翌日に疲れが残さないようにしている」

-攻守で好プレー連発の秘訣(ひけつ)は

「自分たちの優位性、相手にとって嫌なことを常に考えている。今の思考で若い時のフィジカルがあったら、バルサからオファーがきてる(笑い)」

次節19日の秋田戦からリーグ後半戦に突入する。クラブ記録のホーム10連勝も懸かる1戦からのスタートとなる。

「そこは全く意識はしていない。前回対戦(3月13日、0-1)では何もさせてもらえなかった印象。自分たちの土俵なので新潟らしいサッカーを示し、サポーターと喜び合いたい」

-通算500、600試合出場はJ1新潟で

「パリ・サンジェルマンなどからビッグオファーが来たら考えるけど(笑い)。J1のアルビで達成したい」