ジュビロ磐田は苦しみながらも、勝ち点1を積み上げた。

前半は終始ボールを握られ、防戦一方だった。同33分、1本のパスで自陣左サイドの背後を突かれ、先制点を献上。前半はシュートを打てず、1点ビハインドで折り返した。後半は前線からプレスをかけて徐々に押し返すと、同40分にMF遠藤保仁(42)の右CKからDF伊藤槙人(29)がヘディングで同点弾。守備の要が挙げたJ1初ゴールで追いつき、引き分けに持ち込んだ。

▽磐田の伊藤彰監督(49) 最後に押し込めたことも、ファン、サポーターの応援があったからこそ。前半の入りにプレッシャーをかけたかったが、受けてしまった。前向きでボール保持者に対して、プレッシャーが甘かったところが反省点。相手のクオリティーが高かった。後半は前から守備をしながら、ゲームをコントロールしたかった。後半はプラン通り。セットプレーが1つの鍵になるということで、チャンスはあると思っていた。そこで取れたことはよかった。勝ち点1を取れたということは自信になった。これを逆転できるように力をつけていきたい。

▽プロ8年目でJ1初ゴールを挙げたDF伊藤 ボールがよかったんで、合わせるだけだった。ゴールは素直にうれしい。前半は相手がうまくて、厳しいゲームになった。ただ、追いつけて勝ち点1を取れたことはチームとしても大きい。今日は失点してしまったので、次は無失点に抑えられるようにやっていきたい。